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占いについての考え方

 

占いはシステムに基づく

    占いというのはシステムを使って個人の性格特性、運命の動きを特定できるから、それを使わない人生相談、心理カウンセリングに比べると とても有利である。占う人が標準的な知識と経験を持っていることと、さらに心理学に精通していれば、クライアントの人生の目的達成によりよく貢献することが出来る。 

   人生は問題解決の連続だから、困ったことが起こったとき、こうすればいいという問題解決の視点が与えられるとホッとする。今がどういう時期でこれからどうなるのか、手相と生年月日の両方で見るトレーニングをしていないと、普通の人はよく分からないはずである。あの天才的なビジネス ・コンサルタント、大前研一さんでさえ、かって都知事選に打って出る時期を知らなかったから失敗している。ところがあのとき都知事になった青島幸夫氏は自分の家から一歩も出ないで、全く何も選挙運動をしないままで当選している。時期が合わなかったり合っていたりはそういう結果に出てくる。だから問題解決には一般的な単なる人生相談やカウンセリングよりも占いのシステムを駆使した答えの方がより正確になる。
   いろいろな人生問題の悩みについて新聞の人生相談の所などを見ると、手相・人相・生年月日を全く使わないので一般的な当て推量とお説教が多く、それも的外れになりやすい。

 

占いを通して隠れた暗号を総合的に解読

  自分を知り、自分の環境を知り、正しい方向に行動していくと問題はより良く解決される。古代ローマの将軍、ジュリアス・シーザーは有名な格言をいくつか残しているが、その中でも「来た、見た、勝った。」はたった三つの動詞で人生の縮図を表している有名なものである。この言葉はシーザーが戦場にやってきて、自分の軍が勝ったのを確認したことのように受け取られるが、実はそうではない。 「来た」というのは、あなたという人がこの世界へやって来たのである。「見た」ということは、あなた自身がこの世界の中にある自分自身と自分をめぐる状況 の本質がよく見えたということ。つまり「見た」というのは「分かった」ということなのである。 そうすると「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」と孫子が言ったように、「勝った」ということになる。この逆が「来た、見なかった、負けた」となる。

  占いの専門家はこのあなた自身に隠されている独自の暗号をいくつかのメソッドを複合させて解き明かしていく。そして場合によっては現在直面している相手の生年月日や人相の特徴 なども聞いて、自分をめぐる環境の暗号も解き明かしていく。こうして必要な情報を、問題解決に向けて統合し直して問題に直面している依頼人がより良い選択が出来るように援助するのである。

 

占いで重要なのは長期の開運のサポート
 

  占いには 1.短期的に 当面する問題をより良く解決するにはどうしたらいいか。という面と、2.長期的に運をよくするにはどうしたらいいか、という両面がある。

  短期的に 手相・人相・生年月日で現状を分析し、解決に向けての方策を探るということが出来るが、長期的には手相・人相・生年月日でその人の特性を発見し、上手に矯正して、運命が全体にアップするようにする。仕事運や恋愛運が悪い人たちはクセを矯正することでよくなるように変換してしまう。統合力がつく方向に自分を向けかえることが出来るとすべてうまく行く。結婚に自信がない人も相当に改善される。 よく雑誌などに「恋愛力をつける」という、読者の泣き所を突くタイトルがあるが、ヒントはつかめても自分の役に立たないことが多い。それは自分という個別的な人間を統合して恋愛上手になるように変換する個別的な手立てが分からないからである。

  私の所では占いによるその人特有の偏差の特定と、その特有の偏差を普遍的な統合へ乗せる方法を提案するので、理解のいい人はその場で恋愛力が強化される。
 


開運は簡単な態度変換を理解して

   ここでいう普遍的な方法とは、ユングの用語でいうと、エゴ(小我)からセルフ(大我)への態度の変換である。わがまま、生意気、筋にこだわる、すぐ意識して硬くなる、情に流される、追いかけるなど、人によって様々な異なる形態の偏差を持つが、心の一番奥にある生命の論理に即して、自らの生がしっかり統合される在り方へと変換していくことに同意できれば、魅力的な人間となり、仕事や恋愛の問題はどんどん改善される。
   生命は自己発展の分裂と統一を繰り返しながら成長運動をしている。生命は短いスパンの成長運動で表層意識へ向かって伸び上がろうとして拡張し、深層意識へ戻って安定させる。丁度植物が微調整をしながら絶えず上へ上へと生長していくのと同じである。我々は生のパルス(生の律動)によって前に進むことを余儀なく促されている。だから心の中が停滞的だと不快になり、心配・疑惑などに巻き込まれやすくなる。そうすると負のサイクルに入って、自意識的になり、ますますうまく行かなくなる。それに対して順調に発展し、自らの義務を果たす事柄に没入していると安定する。
   仕事・人間関係・恋愛がうまく行かない人たちは生命の律動が分裂したり統一したりして運動するとき、分裂する方の力を使って、気が緩んでいて、対象にしがみついたり、執着する、あるいは欲張って硬くなったり、いきがったりするからである。生を統一する戻る方の力を使うようになると、執着なく、スムースに物事が進み、自由自在になる。戻る力を使う要因としての態度変換、つまり、謙遜としっかりした信念を身につけ、より良く自分の能力を発揮していく行為を実現し、人生の義務をしっかりと引き受けていく体勢を作っていく。こうすると物事は徐々にうまく行くようになる。たとえば思ってもいないいいタイミングに、思っても見ないいい人から声をかけられるようなことが起こってくる。
 

 

負い目や恨みをはずす

  そういう在り方がしっかりと成立するには、過去の負い目をもはずさなければならない。負い目を持っている人たちは自分が幸せになる権利の主張が弱く、マイナスの思考に巻き込まれやすい。負い目の外し方も覚えて、初めて一所懸命な前向きの姿勢が作れる。問題を抱えている人は本当は大して悪くないのに良心的なため、過去の負い目を背負って、自ら足を引っ張ってしまいやすい。完全に前向きになるにはそういったことも処理していかなくてはならない。

  世の中には様々な自己啓発の本が出ているが、プラス思考を強調することは出来ても、マイナスへ巻き込まれる動きを断ち切る操作までは教えていない。これが出来ないと、プラス思考も効果が少ないのである。 負い目のはずし方の例は今日のクライアントの「3月6日 社内いじめパート2」のところを参照。 また「あのときあの人があんなことをしなければ今の私はもっとよかったのに。」あるいは「お父さん、お母さん、もっと私を頭よく、美人に生んでくれたらよかったのに。」という他者に対する恨みは一切はずしてしまわないと、これも足を引っ張る要因となる。


  深層意識への態度変換と義務を引き受ける行為を確立するのが能動とすると、負い目や恨みを外すのは受動になる。能動と受動を組み合わせて統合力がつき人生の様々な難問を乗り越えていくパワーもついてくる。こうした見通しにまで入ることが出来ると自分で運を開く能力がついてくるので私の所へ来た甲斐があるということになる。4/16 06

 

占いを活用して開運力のある体質に変える

    占いをしてもらう場合、この占いは自分にとって価値があるだろうか、自分の疑問に答えてくれるだろうか、ということが問題である。ところがいい占いというのは自分が当面持っている問題以上に本質的な問いかけに対して答えてくれることがよくある。もちろんある程度当たりはずれはあるから、ちゃんとうまく咬み合ってくれた場合そうなるということであるが。
  人間は基本的にはみな同じで、現状よりもよくなりたい、自由になりたい、発展したいと願っている。人間は能力的にも限界があり、その限界の中で行動している存在である。だから現状には不満や障害がある。恋愛や結婚にしろ、仕事にしろ現状のうまく行ってないところを上手にブレークして先へ進むにはどうしたらいいか?自己流でやっているとなかなかうまく行かない。こう言うときに占いを上手に利用すると新たな答えが見つかる場合が多い。占いの相法(手相、人相)は個人の特異性を教えてくれる。手相などは時期も教えてくれる。それに加えて四柱推命も個人の性格と時期も教えてくれる。西洋占星術もまた性格特徴、向き不向き、時期も教えてくれる。
  こういった事実関係についてのデータ、証拠を固めてから一番いい解決法を一緒に考える。ちょうど企業がコンサルタントに依頼して、収益率のいい体質にするにはどうしたらいいかの解答を求めるのと似ている。やっと自分にあった情報を得て、解決法の結論が出ても、実際に変えていく行動をするのは自分である。しかしやり方が分かり、目標が入れば、それまでよりもはるかにやりやすくなる。占う方はクライアントの人生がよく機能するように記号を媒介にして、解体し、再合成して、提案するのである。占われる方は適切に了解して実行すると、それまでよりはよほどうまく行くようになる。3/23 05

 

占いと直観力

   占いには手相、易、気学、四柱推命、西洋占星術などいろいろな種類がある。人間に対して一定の方向から分析するためにいろいろな占いにはそれぞれシステム がある。そういうシステムの基本をよく理解して、個別の例が実際にはどうなっているのかをシステムと照らし合わせながら確認する。依頼人が来たときにその人の持っている独自の記号 をシステムとすりあわせながら解読することになる。そうしていくうち運命という、普通は全く見えない暗闇の世界に対して だんだんと光を入れることが出来るようになる。 こういうプロセスを踏むときに理解と経験を積んで、掘り下げていけるようになると、よく当たるようになる。システムが全知全能ではないため、それぞれの占いの仕方によって運命の解読能力には特有の限界がある。だから一つのやり方だけでなく、組み合わせてやるほうが はるかに有利になるのである。

   こういうシステムによる占いをする場合は霊能で何かが見えるという類のものとは違うが直観力は要求される。この場合の直観力とは事物の背後にある真実を見抜く力である。直観力の鋭い人には手相で直観線という線が出る。 小指の下の月丘と呼ばれるところにたてに新月のような、非常に細い曲線を描いて出る。 そういう線のある人は100人に一人ぐらいはいるようだ。幸い私の手にも出ているが、今までに一番美しい直観線を見たのはアメリカに留学していたとき宗教学専攻のデーナ・ホルトンという女 学生のそれで、くっきりときれいな直観線が片方の手に刻まれてあり、この人は牧師になった。

  一方、占われる個人にはそれぞれ独自のデータがある。手に現れる線や紋の形状はその人独特のものであり、生年月日時間場所から表現される命式やチャートも高度にオリジナルなものである。

  そこで、占いをする側にとっては異なったシステムを駆使して、占って欲しい人に対して、与えられた記号をどれくらい読みとることが出来るか、それに基づいて適切な答えを与えることが出来るかどうかが 勝負になる。 6/05 02

 

手相占い

   手相鑑定で最も重要なのは流年法である。たいがいの人の手相には生命線と運命線のどこかに徴が入っている。どこにどんな徴があるかによって、いつ重要な出来事が起こるかまでは分かるのである。それが何であり、どの程度のものであるかは、他の線との関係で分かる場合もある。手相占いが単なる遊びではなく、比較的よく当たるのは年輪の刻み目を読むことまでは楽に出来るからである。   11/21 02

 

   若い女性も中年の女性も、自分が一体どの程度結婚しやすい運命にあるのかが分かっていない人がほとんどである。このことは手相を専門にして占っている人でも分からない人が多い。相当の人数を見ないと見かけの徴とは違った次元の基盤の部分は見えてこない。このベースになることが分からないと、今付き合っている相手で大丈夫かとか、自分はいつ頃結婚するのかという問いに対して、表面的な手の徴を見て当てようとするから当たらなくなる。幸い私の場合には10万人以上の人たちの手相をそういう視点から見てきたので、そのベースになる部分の見通しがつくようになった。パソコンで言えばアプリケーションがどうなっているかではなく 、ウインドウズのようなOSの部分がどうなっているかと言うことである。これは秘伝だから誰にも言わないし、また、言ったからといって分かるものでもない。ヒントを言えば、生命線と運命線の関係、生命線と内側の火星線との関係など、このあたりの形状がどうなっているかで見通すことが出来る。  12/3  02

 

 

 

日本手相界の権威、門脇尚平先生と銀座アスターで ( 2001年11月)
門脇先生の40年前の著書がいまだに発行されている。 伝説の横綱双葉山から吉田茂以来歴代首相の手形を取っているが 脳溢血をされてから心身の調子が今ひとつなのが惜しまれる。 昔、門脇先生の書いた本の中に「温冷浴」というのがあった。 温浴と冷浴を繰り返すと皮膚が鍛えられて風邪を引きにくくなる。 私はシャワーを浴びるときこれを実行して、健康を保っている。皆さんにもお勧めである。

 


 

ヤフー占いニュースレター  2007年8月24日号

(ヤフー占いニュースレターとはヤフーの有料占いコンテンツの会員になった人に定期的に配信されるメルマガ。コンテンツを持っている有名占い師が時々コラムを担当することになる。以下は2007年の夏に私が書いたコラム。割合好評で関係者を喜ばせた。)

「占いとは何だろう」

 そもそも占いとは何なのでしょうか? 何でわたしたちは占いに興味を持つのでしょうか? ふつう占いをしようとする動機は、自分ではよく分からないことをもう少しよく分かるようになりたいということにあります。現在の自分や未来の自分が一体どうなるのかという運命を知りたいのです。そうすることでより正しく判断できるようになり、よく分からないことを判断するときのストレスを減らしたいのです。それで、これからやることはうまく行くのだろうか、自分の未来はこれからどうなるだろうかと、自分一人の考えでは頼りないので、そういうことが分かる人に相談してみることになります。
占う側の人たちもただ直観や霊感に頼るのではなく、一定のシステムを頼りにします。そういうシステムは時間や空間を使って人間の本性を写像することができるように予め作られています。手相、人相、四柱推命、占星術、易、タロットなど、すべて背後に現実を切り分ける何らかのシステムがあるのです。それらは偏差、差異によってクライアントの現実を浮き彫りにするシステムです。ただ媒介にするものがそれぞれ異なるので、その一定の対象の中での偏差の有り様と現実に存在するクライアントの持っているものと照応して、はじめは混沌としていたものの中に秩序を見出して、筋道通った内容に変換していくことになります。
さらに占いのシステムの背後には単純な一つのものがあります。それは何かというと、光であり、善なのです。この世の中は目的に向かって動いています。人間は今よりもよくなりたい、意味のある人生を送りたい、あるいは、みんなでいい世界を実現したいという根源的な願いをもって生きているのです。それは光や善に根拠をおきながら、光や善に向かっていこうとすることです。占いのシステムはただ運命を示すのではなく、このような根源的な願いの実現を助けるためにあるのです。この根源的な願いが、現実の「現れ」として、この人と結婚して大丈夫なのだろうかとか、この仕事をやっていていいのだろうかと、具体的になっているだけなのです。
それで、このシステムは模範として存在はしていますが、それを有効に使い込んで応用することが出来るようになるには時間をかけて専門にやらないとなかなかうまく行かないものです。数をこなしながらよく知り分けて行くことでシステムの持っているものをより完全に感知し、その本来の可能性を引き出すことが出来るようになるのです。だから熟練してくると、手相、人相、生年月日を総合判断して、クライアントの特性とその可能性を見抜くことが出来るようになります。既に沢山の実験をして、いろいろなケースを見分けてあるので、人間というものはこういうもので、今この人はこういう状態にあり、こうしていけばきっとよくなるということが短時間でも一通り調べると分かるようになります。そうすると、よく分からないで困っていた本人に対して適切なアドバイスが出来るということになります。そのアドバイスとは、よくなりたいという目的に向かっていく人の援助ですから、その人が光り輝いていく方向を示すことなのです。そういうことが、即座に出来るようになっているのがいい占いでしょう。 (2007年8月24日号)

 

 

 

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