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般若心経恋愛術

般若心経羅針盤

 

  これから般若心経の教えを使って恋愛の達人になる方法を学びます。ぜひ役立てて活用してください。なお、般若心経は漢語原文と中村元訳の現代語訳(岩波文庫)を一番下に載せておきました。Fn+CtrlとEndキーを同時に 押して一気に一番下へ飛ぶことが出来ます。 またここに載せてある般若心経羅針盤を使いこなしてください。心は光の分裂・統一によって上下に成長運動しています。この羅針盤で上下左右の要素を区別して、下にある要素を上図に使うようにすると、結果的に心のコントロールがしやすくなります。

 恋愛が下手な人は相手に夢中になって追いかけるので、振り回されて傷ついてしまいます。心の立ち位置が表層意識に片寄っているからです。表層意識に片寄ると、素直な気分から離れて、劣等感などによって、ひねくれやすくなります。
 自分自身の心が全体でどう運動しているかの「位置づけ能力」を開発して、表層意識から深層意識へ心を動かせるようになると相手に対する距離感がよくなり、恋愛がうまく行くようになります。そして相手はあなたを大切にしてくれるようになります。 これを可能にするのが般若心経です。どうやって恋愛に応用できるのかこれからお話ししますので、分からないところは飛ばして結構ですから、途中でめげないで大体のやり方を身に付けてください。そのうち段々使えるようになります。

  般若心経は、心を此岸(表層意識)から彼岸(深層意識)へ転換するお経です。表層意識の苦しみから深層意識の気分のいい状態へと転換する教えです。心の奥で自動的に運動している光の分裂統一運動に合わせて心を分裂から統一の方へ 少しずらして動かすだけのことです。ややこしい言葉に惑わされずに心の変換に焦点を合わせて恋愛の達人になりましょう。大まかな理解とちょっとした気付きが入るようになると、心を変換するのが上手になり、すぐに恋愛上手になれます。

  般若心経は日本で一番人気のある仏教の経典です。262文字しかない、とても短い経典であることと、心を苦しみや痛みを感じる表層意識から喜びと満足の深層意識へと変換する手立てが書かれているからです。 理解がよくなると効果が出てきます。ぜひチャレンジして、ものにしてください。

  般若心経は正式には般若波羅蜜多心経といいます。般若波羅蜜多による心のお経です。般若が智慧で、波羅蜜多は向こう岸へ渡ることを意味します。そこで、「般若波羅蜜多」とは「向こう岸へ渡る智慧」ということになります。つまり般若心経とは、心を 表層意識のこちら側から深層意識の向こう側へと自分の心のいる場所を変えてしまうことを可能にする智慧のお経です。向こう岸があると言うことはこちら岸もあることなので、こちら岸は表層意識 にアクセントが強い場所です。恋愛心理としては衝動にとらわれた世界を意味します。こちら岸にいると、恋愛は苦しくなり、失敗しやすいのです。魅力的にも見えません。向こう岸へ行くと、魅力的に見えて、恋愛は成功しやすくなります。向こう岸とは深層意識のことで、心を深層意識へ変換すると、自由で魅力的な存在となり、すべてうまく行くようになるということです。

  なおこのページの下に載せた、中村元による現代語訳では「般若波羅蜜多」は「智慧の完成」となっていますが実は同じことです。ちょっと難しくなりますが元来「般若波羅蜜多」 によって示されるものとは、心が根本運動をしている像なので す。それは心の働きについての究極の像をはっきりとらえていること、つまり「智慧の完成」です。言い換えると 普遍的な生の運動の像なのです。その運動の像を活用することができて、はじめて此岸から彼岸へ 心を転換することが出来る「向こう岸へ渡る智慧」になるというわけです。「恋愛羅針盤」 、あるいは「般若心経羅針盤」で下の方へ向かっていくことがそれなのです。
  般若心経には呪あるいは真言ともいわれるマントラがあります。皆さんが知っているマンダラは心の奥を表した図式で、眼で心の奥が見えるように工夫した絵柄ですが、マントラは声を出して心を深層意識へと変換する手段です。 南無妙法蓮華経や南無阿弥陀仏などもマントラです。単なる知的理解だけでなく、マントラを上手に使って、心の状態を活性化して心をこちら岸から向こう岸へ移す、心の変換を果たしていく行(ぎょう)が般若心経にはあるのです。「般若波羅蜜多」(向こう岸へ渡る智慧)とマントラを身に付けて、恋愛上手になることができます。


  それでは光に拠る心の原理の視点から般若心経を実際に解釈していきましょう。
  一番最初に出てくる観自在菩薩は観音様のことです。観音菩薩は悟りを開いているので、「般若波羅蜜多」を行じて、五蘊(身心)の本質は「空」であり、心の苦しみから離れて平安を得ているのです。 どうやってこういう風にするのかを説明するのが般若心経です。全体は5段落に分かれます。

 第一段落は、「観音様(=心の働きをちゃんと理解する人)が「般若波羅蜜多」(=心の働きについての像)によって心を変換する行を行じていたら、その変換によって、身心は皆「空」であると悟って、苦しみのない世界へ入った 」ということです。これを恋愛に応用すると、私たちが心の働きを理解して、心の置き場をいい場所に移すと、恋愛の苦しみのない、恋愛に勝利することのできる世界へ入れるということです。一体どういうふうにしてそうするのでしょうか?コツさえ分かればそれは意外と簡単です。般若心経の大意をしっかりと読み取ればそれは実現します。恋愛は衝動が入るので、うっかりすると相手を好きになって執着する と苦しみが入って来てしまいます。そうなると恋愛成就どころか大失恋の恐れが出てきます。

 第2段落は「空」の世界についてです。ここでは「空」の世界を「色」の世界にあるものがないという形で表現しています。あれもないこれもない、何にもないと否定だらけになります。これは絶対の世界の中の極端な形を明らかにしているのです。今いる表層意識の世界から、もっと安定した素直で楽しい深層意識の世界へ移行していくときのその極 北になる場所の表現です。この極端な場所まで来ると何もなくなってしまうのです。実はそこまでは来なくてもよく、その近辺の十分気分のいい場所へ来ることが意識的に出来るようになるといいのです。

 第3段落は心を理解した人は心の構造の図式=「般若波羅蜜多」に依るので、心を制御できるため、罣礙=こころのもつれ、恐怖、あるいは顛倒夢想=幻覚がないということです。深層意識の過ごしやすい場所へ必要に応じて自分を 導いていけるので、そのような在り方が出来るのです。
 恋愛で相手にとらわれると、表層意識の苦しい世界へ突っ込んでしまいます。相手を美化した幻覚にとらわれ、心のもつれを生じ、さらには恐怖となっていきます。だから、恋愛では心の構造を理解して、表層意識の方へ行きすぎないように 、心を制御することが大切なのです。

 第4段落では心の構造についての知識「般若波羅蜜多」の性質を語ります。それは、ただ知識としては単なる理解の対象ですが、「般若波羅蜜多」をマントラによって活性化すると、心を表層意識から深層意識へ変換する力があり、実際にそうすることが出来るということです。これがこの経典の面白いところです。だからこそ、この教えは大変貴重な教えで真実で嘘ではないということです。

 第5段落ではその活性化によって心を表層意識から深層意識へと転換する実際の方法を述べます。インドのパーリ語をそのまま中国語で音写した、「掲諦掲諦・・・」がその「般若波羅蜜多」を活性化して意識を変換する マントラによる方法です。
  その意味は 「行こう、行こう、向こう岸へ行こう。向こう岸へ完全に行った、悟りの図式よ有難う。」という意味です。此岸(表層意識)から彼岸(深層意識)へマントラによって 心を活性化して、自分の心を表層から深層の波動へと変換していきます。実際に空間を移動するわけではなく、実は波動を変化させるだけなのです。
 そこで、恋愛成功のためには、心の図式をまず理解すること。その図式を活性化して、マントラによって、心をとらわれから離れて、素直でサッパリした心へと転換する方法を学ぶのです。そうすることで、魅力的な存在に変化して、相手から愛される心を作ります。自足していて楽しく、喜びに満ちているので、勝手に相手があなたを好きになってくれる在り方へ変化します。それまでの、心配で不満で、自信がなく、失恋の恐れを抱いている気分から180度転換するのです。
 それは心の中で口癖を作ってもいいのです。たとえば、「行こう行こう、向こう岸へ行こう、向こう岸へ行った」を自分の状況に合わせて書き換えます。「好かれる、好かれる、きっと好かれる、完全に好かれた(というイメージを持つ)、心の図式よありがとう」などと、自分にあったようにいろいろと 言い換えてみてください。本気でやると思った以上の効果があります。
 はじめは、こちら岸にいますから、現在形のままで、向こう岸へ近づいたら、着地準備をして着地します。このときは現在完了形にします。そして、恋愛が成功した、いいイメージを意識的に作ることによって事態を先取りして、現実化を助けるようにします。

  恋愛羅針盤や般若心経羅針盤によって方向付けがはっきりしていると、マントラが効果的に働きます。このような図式がなくて、どこへ心を向けていいかが分からないと妄動して 同じ場所で堂々巡りすることになり、効果が少ないのです。

  宗教はすべて、表層意識の苦しみから深層意識の安楽へ心を変換することを目指しています。そしてそれを実現するには心の構造を理解して、心の像をもとにして、心を活性化して、表層意識から深層意識へと自覚的に変換する能力を付けること をめざしています。恋愛の達人となるには、やはり宗教の悟りとおなじ正しい心の置き場へ自分の心を転換できると、いつも有利に恋愛をすることが出来るのです。心の変換の仕方を覚えると、 もちろん恋愛以外にもいろいろな応用が出来、心の中の嫌な思いもグンと減ります。

  実は般若心経では肝心の「般若波羅蜜多」の内容が今ひとつはっきりしていません。「般若波羅蜜多」とは心の働きについての像のことなのです。この像を使うことが出来るから心を正しい位置へと変換することが可能となるのです。もしそういう像がない場合は、此岸から彼岸へ向こう岸へ渡ると言っても方向が曖昧なので妄動する恐れがあるのです。ところが、この像は心の表層意識と深層意識を往復運動する、分裂統一運動についての 極性を持った像なので間違えることがないのです。それがはっきりしないので漠然と直感に頼ることになりがちです。光に基づいた心の運動の全体を位置づけて把握するのはなかなか難しいのです。
 恋愛羅針盤(般若心経羅針盤)を使うならば、私たちにとって卑近な態度の対比関係(「生意気な」と「謙遜な」、「気がゆるんだ」と「引き締まった」)の位置づけから入るので、その方向をはっきりとしながら変換することが出来ます。人間の心の根底は生の成長運動が光の分裂統一運動をしているので、それが作る極性が表層意識と深層意識の極性となります。深層意識から表層意識へ雄性と雌性に分裂する衝動が引っ張る力によってエゴが強まり、それによって心がもつれます。羅針盤による自覚があると反対方向の深層意識の素直で自信に満ちた在り方へ明確な方向付けを持って転換することが出来るのです。 ふつうは般若心経を読んでも肝心の「般若波羅蜜多」の内容がしっかりと書かれていないので、マントラを唱えても効果が薄いのですが、恋愛羅針盤の悟りの図式があれば、はるかにやりやすくなります。今まで般若心経を読んでもどうもよく分からなかった人たちも、恋愛羅針盤の図を主体的に捉えることが出来ると、この恋愛術を媒介にしてよく分かるようになります。

 

 さらに詳しく知りたい方は私が作っている現在工事中のサイト、http://www.holygrail.jp/ にある「般若心経」のセクションも参考にしてください。

 

 

以下は般若心経の原文と現代語訳です。

 

原文 仏説摩訶般若波羅蜜多心経
1観自在菩薩行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空、度一切苦厄。2舎利子。色不異空、空不異色、色即是空、空即是色。受・想・行・識亦復如是。舎利子。是諸法空相、不生不滅、不垢不浄、不増不減。是故空中、無色、無受・想・行・識、無眼・耳・鼻・舌・身・意、無色・声・香・味・触・法。無眼界、乃至、無意識界。無無明、亦無無明尽、乃至、無老死、亦無老死尽。無苦・集・滅・道。無智亦無得。3以無所得故、菩提薩埵、依般若波羅蜜多故、心無罣礙、無罣礙故、無有恐怖、遠離一切顛倒夢想、究竟涅槃。三世諸仏、依般若波羅蜜多故、得阿耨多羅三藐三菩提。4故知、般若波羅蜜多、是大神呪、是大明呪、是無上呪、是無等等呪、能除一切苦、真実不虚。故説、般若波羅蜜多呪。5即説呪曰、羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶。般若心経

現代語訳 中村元訳 岩波文庫 

 全知者である覚った人に礼してたてまつる。
1 求道者にして聖なる観音(聖アヴァローキテーシュヴァラ)は、深遠な智恵の完成を実践していたときに、存在するものには五つの構成要素があると見きわめた。しかも、かれは、これらの構成要素が、その本性からいうと、実体のないものであると見きわめたのであった。
2 シャリープトラよ。この世においては、物質的現象には実体がないのであり、実体がないからこそ、物質的現象で(ありうるの)ある。実体がないといっても、それは物質的現象を離れてはいない。また、物質的現象は、実体がないことを離れて物質的現象であるのではない。(このようにして)およそ物質的現象というものは、すべて、実体がないことである。およそ実体がないといいうことは、物質的現象なのである。これと同じように、感覚も、表象も、意思も、認識も、全て実体がないのである。シャリープトラよ。この世においては、すべての存在するものには実体がないという特性がある。生じたということもなく、滅したということもなく、汚れたものでもなく、汚れを離れたものでもなく、減るということもなく、増すということもない。それゆえに、シャリープトラよ実体がないという立場においては、物質的現象もなく、感覚もなく、表象もなく、認識もない。眼もなく、(耳もなく)、鼻もなく、舌もなく、身体もなく、心もなく、かたちもなく、声もなく、香りもなく、味もなく、触れられる対象もなく、心の対象もない。眼の領域から意識の識別の領域にいたるまでことごとくないのである。さとりもなければ、迷いもなく、さとりがなくなることもなければ、迷いがなくなることもない。こうして、ついに、老いも死もなく、老いと死がなくなることもないというにいたるのである。苦しみも、苦しみの原因も、苦しみを制してなくすことも、苦しみを制する道もない。知ることもなく、得るところもない。
3 それゆえに、得るということがないから、諸々の求道者の智慧の完成に安んじて、人は、心を覆われることもなく住している。心を覆うものがないから、恐れがなく、傾倒した心を遠く離れて、永遠の平安に入っているのである。過去・現在・未来の三世にいます目ざめた人々は、すべて、智慧の完成に安んじて、この上ない正しい目ざめをさとり得られた。
4 それゆえに人は知るべきである。智慧の完成の大いなる真言、おおいなるさとりの真言、無上の真言、無比の真言は、すべての苦しみを鎮めるものであり、偽りがないから真実であると。その真言は、智慧の完成において次のように説かれた。
5 ガテー ガテー パーラガテー パーラサンガテー ボーディ スヴァーハー(往ける者よ、往ける者よ、彼岸に往ける者よ、彼岸に全く往ける者よ、さとりよ、幸あれ)ここに智慧の完成の心が終わった。
 

 

 

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