【風水と家相について】違いはあるの?違いを知ることで運気アップ

【風水と家相について】違いはあるの?違いを知ることで運気アップ

風水を勉強していくと「ひょっとして家相と同じ?」という疑問がわいてきます。方角の吉凶が重要で細かい決まりがあって、玄関が一番大切な場所であることも同じです。

実際には、風水と家相には違いがありますが、風水と家相が混ざり合っているのが現状でしょう。

家相は、風水を受け継ぎながらも日本の家屋に合うように独自に発達してきたものです。家相と風水との違いや共通点を知ることで、より深く風水を理解できるようになるはずです。

ここでは、風水と家相の関係や風水と家相の違いを紹介します。

日本の風水と家相の関係

風水は古代中国で発祥した環境学にあたるもので、家相は風水を受け継ぎながら日本の地形や気候、生活に合わせて発達したものです。

家相

中国から輸入された風水を取り入れながらも、日々の日本人の生活体験や、中国とは違う日本の地形や気候に合うように独自に発達したものが家相です。

・日々の生活体験から生まれた統計学

家相は、日本の家屋で生活するうえで体験する、さまざまな生活の知恵を統計立てて作られたものです。

・その家に住んだ場合の生活を考える

風水は土地自体の良し悪しを判断するもので、地形や気候などの自然がもつ気の流れ(エネルギー)を取り入れて運気をあげようとするものです。

生活体験から生まれている家相は、その家に住むとどんな生活になるのか、より良い生活をめざすためのものです。まわりの環境から住むところをみるのが風水で、家で生活することが基盤になっているのが家相です。

・日本で九星気学の考え方に風水を取り入れ、整えられた日本ならではのもの

九星気学とは、中国から伝えられた九星術の考え方に風水を取り入れて、江戸時代に個人の運勢や相性、方位だけではなく家相にも取り入れられるようになったものです。

九星気学の考え方は「人は生まれた時に9つの気を受ける」というところから出発しています。

江戸時代から家相に利用されて、明治時代に九星気学としてまとめられました。日本の風土に合った生活の知恵の集大成ともいえるもので、日本独自のものです。

九星気学といわれてもピンと来ない人でも、毎年の暦として神社などが出している一白水星から九紫火星までの運勢や相性、方位がのっている暦といえばわかりますね。

○風水

風水は古代中国発祥で、自分を取り巻く環境からの自然エネルギーである「気」を生活に取り入れる環境学の一種です。

・中国の「環境学」が日本に伝わったもの

風水で大事なものは環境です。環境を変えることで気の流れが変わり運気が変わっていくというものです。

このような環境学の考え方が日本に伝わり、日本の地形や気候に合うように取り入れられて家相として発達しました。

・基本的に、土地の良し悪しを判断するもの

住む以前の土地の良し悪しを判断するのが風水の基本です。家の間取りを考える前に地形や気候というまわりの環境から判断していくものです。

・自然エネルギーをうまく取り入れて運気をあげるという考え方

地形や気候といった自然のエネルギーを取り入れて、気の流れを良くして運気をあげるというのが風水の考え方です。

日本の風水も家相もルーツは中国、共通点もあるが違う点もある

家相のもとになっている九星術も風水も中国発祥のもので、長い日本の歴史のなかで混ざり合って現在まで続いています。

共通点も違う点もあって、人によって解釈が違う場合もあります。

日本の風水と家相の違い

風水と家相の違いを理解することで、住まいに対する自分の知識や考え方が広がるメリットがあります。風水の、良い気を取り込んで運気を上げるという考え方も、家相の、日本の生活の知恵の集大成も、どちらも参考にすると自分がどういう生活をしたいかがみえてきます。

共通点:どちらも方位を重視する

一見、目立った共通点がないように思えますが、どちらも方角の吉凶があって、それをもとにしているところが共通点になります。

違うところは吉凶の判断の仕方です。

<風水>

・住人の生年月日から方位の吉凶を判断

住む人の生年月日から陰陽五行のどれに属するかを判断して、吉凶の方位を見つけて、それに合わせて間取りも決めます。生年月日がもとになっているので、住む人が変わると吉凶の判断も変わります。

・間取りだけではなくまわりの環境や住まい全体の構造や方位にも及ぶ

環境学の一種である風水は、間取りの吉凶にとどまらず住まい全体の吉凶、土地の吉凶まで判断の対象になっています。

<家相>

・方位の吉凶は固定

風水のように生年月日とは関係がないのが家相で、日本の生活に合った方角の吉凶をもとにして間取りを決めていきます。住む人が変わっても家相は変わりません。

家相では、吉方位は東南、東、西北で、トイレやお風呂、キッチンはこの方位が望ましいといわれています。

・水回りや玄関、トイレなどの間取りだけを判断する

家相ではまわりの地形や環境の吉凶を判断することはなく、間取りの吉凶のみを判断します。

方位の範囲度数の分割

風水も家相も方位盤を使いますが、方位盤の角度は2種類あって、360度を45度ずつ均等に分割するものと、30度と60度をミックスして分割するものがあります。この違いが、方位の範囲度数の分割の違いになっています。

風水では、八方位を45度にして、さらにそれぞれを各15度の24方位で判断するのが一般的です。

家相では、風水と同じ八方位を45度にする派と、東西南北をそれぞれ30度と60度に分ける派があります。

方位の分割の違いで方位の考え方も違ってきます

鬼門・裏鬼門

鬼門とか裏鬼門の考え方は、家相だけで風水にはありません。45度八方位でいえば「北東」が鬼門、鬼が来る方角で、反対側の「南西」も鬼の出口「裏鬼門」といわれ鬼門と同じように縁起の悪い方角になっています。

鬼門・裏鬼門には門や玄関、出入り口を作らない、水回りを設置しないことが理想です。風水では、住む人の生年月日や家の方角、家を建てた年などが重視されて吉凶が判断されます。

また、風水では土地の吉凶を判断するのに風水羅盤を使います。風水羅盤は地場の状態を把握するものですが、最近ではお守りとして販売されていることもあります。

欠け・張り

建物は長方形、それも南北に長い長方形が理想と考えられています。とはいっても、地形の具合やデザインでなかなか長方形になりにくい建物は、一部が引っ込んでいたり、出ていたりするところがでてきます。

出ているところが「張り」で欠けているところが「欠け」です。家相では「張り」は吉で「欠け」は凶になっています。

また、家相では、家全体が体の構造と合わさっていて、欠けの部分に当たるところの臓器は悪くなる、逆に張りの部分は健康になる、ともいわれています。

風水では、張りも欠けも悪いものという考え方はありません。むしろ、欠けは悪いことが予防できるものとされて、張りはその場所を上手に生かすことが運気アップにつながります。

家全体を臓器とみる考え方も風水にはありません。

各部屋の意味

風水でも家相でも玄関は気が入ってくる重要な場所です。さらに水回り、トイレや洗面所、キッチンなども重要な場所になっています。

違うところは、風水では各部屋に合わせた運気が決められていて、キッチンは全体運、寝室は健康運や恋愛運、リビングは家族運など運気を司る場所として部屋が割り当てられています。

家相では方角のみです。吉方位は東南、東、北西で、ここに玄関や水回りを配置させるといいとなっています。

風水では周りの地形や環境も重視

風水では、さらに地形やまわりの環境も吉凶に大きく関係してきます。羅盤を使って土地の良し悪しを判断するところから住まいに関わります。

家相は間取りのみに関わります。

風水と家相の違いは?違いを知ることで知識が広がるメリットのまとめ

風水と家相は、細かくみていくと違いが多いのもわかりましたね。風水だけではなく、家相も知ることで知識の幅が大きく広がります。

実際には、風水と家相の違いを理解していない人も多いです。そのなかで違いを知って区別しながら話すことができるならば、住まいのアドバイザーとして重宝がられるはずです。運気をアップする方法も、家相と風水のダブルで人に伝えられますね。

家相も風水もよりよく理解するためには難しいですが、勉強しがいがあります。