呪術や儀式に使われていた?ルーン魔術と北欧神話について

呪術や儀式に使われていた?ルーン魔術と北欧神話について

日本でも古くから呪術や儀式がおこなわれていたように、ルーン文字を使ったルーン魔術というものが存在していたと考えられています。北欧神話の大神オーディンが自らを生贄にして、ルーン文字の秘密を手に入れたとされています。

ルーン文字は、元々古代北欧で日常文字や占い、呪術などに使われていました。現代では、ルーン占いで読み解いたり、アクセサリーやお守りなどとして身に付けたりすることが多いようです。

今回は、ルーン魔術と北欧神話について詳しくご紹介しましょう。

ルーン魔術とは?

古代北欧のルーン文字を用いた魔術をルーン魔術といいます。魔術といっても呪文を唱えるのではなくルーン文字を刻むことで魔術的要素を発揮していました。

最近では、ブレスレットやペンダントトップなどにルーン文字を刻んで、おまじない効果を期待して身に付けます。これは、一種のルーン魔術ともいえるでしょう。

○ルーンを用いた、北欧由来の魔術

ルーン魔術は、ルーン文字を用いた呪術ですが、「ルーン(rune)」とはゴート語のruna(秘密)を意味しています。

神秘の力があるとされていたルーン文字は当時呪術や儀式に使われていました。

呪文のかわりに「ルーン文字」を刻むことで魔術的神秘を発揮

ルーン魔術は、呪文を唱える代わりにルーン文字を刻むことで同じように効果を発揮できるものです。ルーン自体に願いを込めルーン魔術の力を期待するものになります。

ルーンごとに意味があり、強化や探索などの効果をもたらすとされた

ルーン文字は、各ルーンにさまざまな意味があります。願いを叶えたい意味のルーンを見つけ、それを刻むことで多くの魔術的効果をもたらすとされています。

現在のルーン魔術は、アクセサリーなどに文字を刻むなどのやり方

現在のルーン魔術と考えられるものは、アクセサリーなどにルーン文字を刻むなど、とてもシンプルなものです。

ブレスレットやペンダントトップなどは、おしゃれなアクセサリーなので身に付けることも簡単ですね。

ルーンの北欧神話

ルーン魔術は、北欧神話との関連性が深く、大神オーディンが魔術としてルーン文字を効果的に使えるようにしたとされています。

ルーン文字は元々呪術などに使われていたので、神話がルーンの威力を高めたともいえるでしょう。

ルーン文字は北欧神話において最高の存在とされる大神オーディンが自らを生贄にして手に入れた

北欧神話によると、オーディンは自らルーン文字の秘密を得るために、ユグドラシルの樹(架空の樹)で首を吊ってグングニル(自分の杖)に突き刺さったまま、9日9夜大神オーディンに捧げたとされています。

オーディンの呼び名は、全知全能の神、詩の神、戦神、魔術と狡知の神などいくつもあります。

しかし、元々万能の神ではなく努力して力を付けた神だったのです。

戦士たちはオーディンを崇拝していた

戦士たちは、勇ましい戦の神のオーディンを崇拝していました。オーディンは、神であり魔術師でもありました。戦いで倒した戦士をヴァルハラの館(オーディンの宮殿)に連れて行ったとされていました。

オーディンが槍の穂先にルーン文字を刻んでいたことから、ゲルマン民族の武器には何かしらのルーン文字が刻まれた

北欧神話の大神オーディンは、魔槍グングニルの穂先にルーン文字を刻んでいたとされています。グングニルは魔法の武器といわれ、屈強戦士のゲルマン民族も自分の武器にルーン文字を刻んでいたと考えられています。

オーディンはルーン文字を正しい場所に正しい方法で刻むことで絶大な効果を発揮すると教えた

むやみに刻まず、もっとも高いものの正確な位置に、一つのルーンを刻む

オーディンはルーン文字の力を十分に発揮させるための方法を知っていました。ルーンの力を最大限に発揮さすには、むやみに刻まず、正しい場所と方法を選びそこに一つのルーンを刻むことだとしています。

オーディンが手に入れたルーンの秘法

ルーンの秘法とは、多くのルーン文字を刻むのではなく一文字に絞って願いを込める方法でした。ある意味これは理にかなっているのではないでしょうか。

例えば、私たちが神様にお願いするとき、多くの願い事をしてしまうと神様側からすれば、いったい何を叶えてほしいのだろうか、ということになりませんか。

それに、1つの文字に集中すれば、願いがぶれることもないでしょう。

ルーンの効果を得るための正式な手順

秘法以上にルーンの効果を得たいのなら、8つの要素からなる正式な手順があります。

刻印 刻印して魔力を込める

ルーン文字を刻むことで、その祭器に魔力を全て込める方法です。

解読 ルーンとその魔力の知識を得て理解する

ルーンに対する知識と理解は必須です。ルーンを知ることで、他者が刻んだルーンとその魔力についても解読する能力が求められます。

染色 刻まれたルーンを染める染料と、その意味を理解する

刻まれたルーンを染める染料と、その意味を深く理解する必要があります。

試行 魔力を開放するための条件と方法を理解する

ルーンに秘められた魔力を知り、それを開放するための条件と方法を理解する必要があります。

祈願 ルーンを司る神々への祈願

ルーンとルーンを祭る神に対して、願いを込めた祈りが必要です。

供養 ルーンを司る神々へ生贄を捧げる

ルーンを司る神々に信仰と感謝の意を示し、生贄を捧げる儀式をおこないます。

送葬 生贄の魂を神へと送る儀式

生贄の魂を神の元へ送るための儀式をおこないます。

破壊 今あるルーンを破壊し、安全に処理し無力化する方法

役目を終えたルーン祭器を破壊し、安全に処理し無力化するための方法です。

ルーン文字とケルト神話

北欧神話とケルト神話は、間違えられやすいようですが違います。北欧神話の主神はオーディンでルーン文字と密接な関わりがあります。

地形的には、北欧は、フィンランド、スウェーデンなどが中心です。ケルトは、ブリタニアやアイルランドになります。

日本で北欧神話とケルト神話は混同されることがある

日本から見た北欧神話とケルト神話は、位置的にも近いことから間違えられやすいです。

また、ゲルマン民族とケルト民族の文化風習が似ているのが、混同される原因ともいえます。

ゲルマン民族とケルト民族の文化風習が似ているため

ゲルマン民族は、現在のドイツ、デンマーク、スカンジナビア南部などに住んでいた民族です。

ケルト民族はゲルマン民族よりも南に位置する民族です。これら民族の文化風習が似ているため混同されやすいのでしょう。

実際には直接関係はない

北欧神話とケルト神話は混同されやすいですが、直接的な関係はありません。

例えば、アイルランドにおけるケルト神話は、ダーナ神族などの神々の物語で創世神話ではありません。

ゲルマン人が使っていたのはルーン文字(北欧神話)

古代ゲルマン人が使っていたルーン文字は、北欧神話にも出てくる大神オーディンが自らを生贄にして手に入れた魔術的な文字なのです。

ケルト人が使っていたのはオガム文字

4世紀頃、オガム文字がアイルランドで開発されました。このオガム文字は、ルーン文字と同じように、木や石などに刻みやすい文字で魔術的用途も兼ね備えていました。

呪術や儀式に使われていた?ルーン魔術と北欧神話についてのまとめ

北欧神話にあるように、大神オーディンが自らを生贄にしてルーンの魔術効果を高めたかは定かではありません。

しかし、古代北欧でゲルマン民族が使っていたルーン文字に呪術的効果があるのなら、ルーン魔術も全くの嘘ではないはずです。

古くから伝わるおまじないの一種として、現代でもアクセサリーなどに使われています。ルーン魔術は効果があるのか?その答えは、効果がある人もいればそうでない人がいるのではないかというところでしょうか。

もし、ルーン文字のアクセサリーを身に付けるのであれば、強く念じることが大切でしょう。真の想いは必ず実ります。

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